星と天界の音楽と(星のソムリエ®のブログ)

 


 星を祀る対象は、何も神社に祀られていたり、路傍の石碑だったりすることが当たり前ではなく、ここ千葉県市原市に広がる御十八夜山もそれに値するのではないでしょうか? 

(山梨県にも二十六夜山があって(まだ未踏、登山口入り口まで行ったけど、今にして思えば登っとけばよかった… ←最近はアレね、熊ね)

 御十八夜山に向かったのは、市役所にマイナンバーカードを取りにいくために取った有給。朝一番で受け取りに行ったとしても午前中は時間を取られるだろうなと思っていたのですが、まさかの10分ぐらい。

 緊急発動したのが「どっか行こ」という思い。ここ最近マイ・ブームになっている「星を祀る」巡礼にちょうどいいやと地図で探していたら見つかった御十八夜山という名称。もう名前からして月待信仰と関わりがあるのだろうと思って車を走らせます。山ガイドによれば標高162メートル。15分もあれば頂上までいけるだろうと思いました。
  それにしても、ここが千葉県でよかった。というのも、2026年4月現在、千葉県内での野性のクマの目撃例がないこと。ということは、普通に山歩きができるということです。

 山の名前が「十八夜」ということであれば、ここが「十八夜の月待ち」をしていたであろうことは容易に想像できます。山頂のイラストも、月を眺めるうさぎのイラストが描かれていてヒントをくれました。

  しかし、この女の子の生首(怖っ ←って考えなきゃいい)はなんでしょう?

 そんな思考は怖いのですが、月面に人の顔を思い浮かべ得たり、観音様や菩薩様などを連想、あるいは象徴として考えた場合、こう表現するのは信仰の世界では普通かなとも思いました。流石に月が昇って来るまで待つことはできませんが、 東側の地平線が開けているので、確かにここで月の出を待ったのでしょう。

 この十八夜待ちは特に旧暦四月と十一月の十八日に餅などをお供えして、東の空から昇ってくる月を待ちを行っていたそうです。観世音大菩薩を主尊とした信仰と習合して女性たち月待。村などの建屋で月待をするならいざ知らず、こんな山に登ってまで、しかも(女性だけ?)で待ったとは、ちょっと信じられないような気もしますが… (私ですら、ここでその時間に月待はちょっと… 怖いかも… です。)

 仮に2026年の旧暦4月18日は2026年6月3日(このページを編集している今日でした!)、月の出は21時34分、旧暦11月18日は2026年12月26日19時07分です。



ちなみに月待信仰となる主尊は以下のように考えられています。

《月待》 《主尊》
十三夜: 虚空蔵菩薩
十四夜: 阿弥陀如来(大日如来)、聖観音
十五夜: 阿弥陀如来(大日如来)、聖観音
十六夜: 阿弥陀如来(大日如来)、聖観音、如意輪観音、地蔵菩薩
十七夜:  
十八夜: 観世音大菩薩
十九夜: 如意輪観音
二十夜: 如意輪観音
二十一夜: 如意輪観音
二十二夜: 如意輪観音、聖観音、地蔵菩薩
二十三夜: 勢至菩薩
二十六夜: 愛染明王

 月への信仰で、もっともポピュラーだったのは、十九夜が女性救済、二十三夜が下弦の月前後の半月で現在の時間で測るところの0時前後という神秘的な時間に昇ってくることから。そして歌川広重の浮世絵なのでも取り上げられている二十六夜は夕方に見ることができる三日月の真逆の形が、東の空から昇ってくる明け方、その瞬間に【阿弥陀三尊の出現】を拝むことができると人々の間で広まったからのようです。その三尊とは阿弥陀如来を中心として左に観音菩薩、右に勢至菩薩の三尊です。

 では展望台まで登りましょう。車は平日の午前中には麓に到着したので、止められるかどうか不安だったうぐいすライン沿いにある第三駐車場に止めることができました。ここから出発です。うぐいすラインを走る車はほとんどありません。排気ガスを撒き散らかして走るのは私の車ぐらい… すみません。気持ちの良い緑が浄化してくれることを祈ります。

 さて、山の緑にお礼を送りつつ、山道に入ります。



【うぐいすライン】





 では展望台まで登りましょう。車は平日の午前中には麓に到着したので、止められるかどうか不安だったうぐいすライン沿いにある第三駐車場に止めることができました。ここから出発です。うぐいすラインを走る車はほとんどありません。排気ガスを撒き散らかして走るのは私の車ぐらい… すみません。気持ちの良い緑が浄化してくれることを祈ります。

 さて、山の緑にお礼を送りつつ、山道に入ります。









【わかりづらいですが尾根を歩きます】


【空気もカラッとして新緑が美しい山です】


【馬の背】


【左:急坂 / 右:ゆるやか】
→当然私は左へ


【いいタイミングでエールを送ってもらえる】






左「緑鮮やか〜」 右「東が開け月待には良いロケーション」







西南には君津、木更津などの工場地帯… 夜、明るいんだろうな…

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