星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)




てんびん座

太陽はてんびん座を2023/11/01~2023/11/23に掛けて運行する

20時南中:7月6日

 てんびん座のα星は肉眼二重星です。  写真の左下には黄道第8番目のさそり座の頭部が見えています。このてんびん座が誕生する前は、α星を南の爪“ズベン・エル・ゲヌビ、β星を北の爪“ズベン・エス・カマリ”と呼び、さそり座の伸びた長い爪だとしていました。


(カーソルをのせると星座線、星名が表示されます)

(2022/03/10 02h54m)


 おおかみ座というマイナーな星座ですが、れっきとしたトレミー48星座の一つです。古い星座ですが、特にギリシア神話が伝えられていないことからも、なかなかの星の並びを持ちながら「星座的」には話題にのぼることはほとんどありません。

 古くはメソポタミアにその原型を見ることができるとされ、当時は「狂犬」と呼ばれていたそうです。それがギリシアに伝わり「野獣」などと呼ばれるようになりましたが、そのころは、さらに西側にいるケンタウルス座の一部分とされていたようです。それを独立させたのがトレミーで、その頃から「おおかみ座」となったようです。
しかし、天文学的には1006年に新星(SN1006)が出現し、日本をはじめとする比較的来多くの場所で記録が残されています。その時の輝きは、観測史上最も明るく輝いた新星として記録されているようです(マイナス7.5等)。



(カーソルをのせると星座線、星名が表示されます)

(2022/05/04 01h01m)



(カーソルをのせると星座線、星名が表示されます)

(2023/05/16 23h01m)




~ 参考書 ~
透視版星座アルバム(藤井旭)
星座の神話(原恵)
星座の起源(近藤二郎)

★星座の結び方、絵図は藤井旭著『透視版 星座アルバム』を参考にしています。

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