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01. 歌劇『エジプト王トローメオ』静かなる祈り(Stille amore)** 02. 歌劇『ムツィオ・シェーヴォラ』でも、どうして愛することができましょう(Ma come amar) 03. 歌劇『リナルド』むごき運命を、わが泣くままに(Lascia ch'io pianga) 04. 歌劇「エジプト王妃ベレニーチェ」 現れよ、メガイラ、ティーフォネ、アレークトー(Su, Megera, Tesifone, Aletto!)** 05.トリオ・ソナタ ト短調 Op. 2, No. 5 HWV 390a(Adagio/Allegro/Largo/Allegro) 09. 歌劇『リナルド』いとしい妻よ(Cara sposa) 10. 歌劇『イメネーオ』悲しみの門をくぐり(Per le porte del tormento) 11. 歌劇『エジプト王トローメオ』愛しい人よ、これほど辛い悲しみに(Se il cor ti perde) 12. 歌劇『ロデリンダ』帰ってきて、私の愛しい大切な宝物(Ritorna, oh caro e dolce mio resoro)* 13. 4声の協奏曲 ニ長調(伝G.F.テレマン)(Con contento/Allegro/Largo/Presto) 17.歌劇『アルミニオ』かけがえのない人よ、いま逃げるのは(Il fuggir, cara mia vita) 18.セレナータ『パルナス山の祭典』いとしい人を私は失い(Ho perso il caro ben') * |
『愛のアリアとデュエット集』というタイトルのアルバムで、ソプラノとメゾ・ソプラノの独唱を含む女声のデュエット集(2, 3, 9, 11,17)。4曲毎に声楽なしのエウローパ・ガランテによる演奏のみが挿入されて変化を持たせた構成になっています。 このアルバムでの私のお目当ては当然ソプラノとメゾ・ソプラノのデュオ。声域の違いがはっきりとしていて、ハーモ二ーに際立つこと。購入した当時(たぶん新譜扱いで)、サンドリーヌ・ピオーはまだスポットが当たっていなかったかもしれません。私も随分後になって、クレジットを眺めていたら「あらま!」と発見したので(笑)。 ピオーの青空の中を渡る空気のような高域が美しく聞こえるのも、コントラルトというパートがあるからでしょう。それぞれのソロもメロディアスで美しさを放っていますが、やっぱり二声が重なり合うとさらに輝きを増して聞こえます。 アルバムジャケットはフランソワ・ブーシェ(François Boucher,1703-1770)の「リナルドとアルミーダ」(1734)ですが、ジャケットでは加工されています。 |