星語り(星のソムリエのブログ)

モーリス・ラヴェル(1875-1937)
 
 


ハイドンの名によるメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
ボロディン風に
前奏曲
クープランの墓

Jean-Philippe Sylvestre; Erard 1854



 ピリオドファン、ラヴェルファンといたしましては、容量的に2枚組もあれば、ラヴェルのソロ作品は収まってしまうであろう数しか残さなかっただけに、甚だ残念な一枚です。この先どうなるかわかりませんが(ラヴェルとこのアルバムの主人公は同郷だし)、このピアノで全集にまで届いて欲しいです。

 その昔、サンソン・フランソワのラヴェルが非常にデッドな私好みの音でしたが、あれはレコーディングのせい。今作では楽器そのものが残響(ペダル)もほとんどなく、積み木か、木の切れっ端で叩いているような、時々チープな感触が味わえてグッド(笑)。しかも私の星見の共としていつも連れて行く♪と♪クープランの墓が収録されているし!

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