星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

 今になってオペラを楽しむようになりました。西洋音楽最大の娯楽と言われるジャンルに、今の今まで手を付けなかったのにはいくつか、いや、いくつも理由がありました。

・長い
・言葉がわからない
・歌以外の語り(レチタティーヴォと呼ばれる部分)があると集中力が途切れる



 そしてまた、なんで聴く気になったかと言えば、音楽史を天文史(ん?逆だ)と絡めて、あれやこれやと勉強しているうちに、作曲家の人間らしい一面を垣間見たような気がしたからなのです。
 ここにたどり着く前には、やはり聞かず嫌いだったベートーヴェンにも同じように接していました。しかし、伝記とか演奏家から見た曲の解釈といった本を読んでいるうちに、ベートーヴェンの人間味というものが楽しめるようになって、文章に説得されて聴いてみたら、文章以上に音楽から伝わってくる魔力に気づかされたからなのです。

 そしてまた「おいしいところ」だけを集めたオムニバスやベスト盤が嫌いな性格も手伝って、聴きはじめたのがきっかけです。当初は、その作曲家の代表作(カラヤンなら外れはないだろう…)だけを聞けば、星の話の際の話題にもつなげるぞと思っていたのですが、オペラの面白さにハマッテしまい、歌手目当てになったり、この作曲家ならこの指揮者(たとえばヴェルディならムーティやアバド…)、作曲者と同郷の演奏家じゃないと…
(ロシアものならゲルギエフ…) などと異演盤を求めたりと(ただし、全部図書館で!)。

 ここに紹介するリストは、自分用のインデックスとしてまとめたもので、手持ちのディスク以外のトラックリストの参考にはならなりません。
 本当なら、ディスクレビューとか、作品の背景なんかも綴りたいところですが、なかなか時間もさけず(聴くだけで2時間は超えるし!)、まずは片っ端から聴くつもりで収集したディスクの整理から、というわけです。

初演 タイトル 作曲 原作、台本、脚本 音楽史 天文史s
1597 ダフネ ヤコポ・ペーリ(1561-1633)   最古のオペラ(損失?)  
1600 エウリディーチェ ヤコポ・ペーリ(1561-1633)   最古のオペラ  
1600 エウリディーチェ ジューリオ・カッチーニ(1545-1618)      
1607 オルフェオ クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643) アレッサンドロ・ストリッジョ    
1642 ポッペーリアの戴冠 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643) ジョヴァンニ・フランチェスコ・ブセネッロ    
1733 奥様女中 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736) ジェンナロ・アントニオ・フェデリーコ ラモーの初オペラ  
1734 イポリートとアリシ ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764) シモン=ジョセフ・ペルグラン ラモーの初オペラ  
1739 エベの祭典 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764) アントワーヌ・ゴティエ・ド・モンドルジュ  
1747 マカベアのユダ HWV63 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)    
1782 後宮からの逃走 K384 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)    
1785 フィガロの結婚 K492 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)    
1787 ドン・ジョヴァンニ K527 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)      
1790 コジ・ファン・トゥッテ K588 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)      
1791 魔笛 K620 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)      
1810 フィデリオ ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827) ヨーゼフ・ゾンライトナー、ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ  
1813 アルジェリアのイタリア女 ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868) アンジェロ・アネッリ  
1816 セビリアの理髪師 ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868) チェーザレ・ステルビーニ  
1817 チェネントラ(シンデレラ) ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868) ヤコボ・フェレッティ  
1821 魔弾の射手 カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826) ヨハン・アウグスト・アーペル  
1829 ウィリアム・テル ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868) ヴィクトワール・ジュイ、イポリット・ビス  
1831 夢遊病の女 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835) フェリーチェ・ロマーニ ヴェルディの出世作  
1842 ルスランとリュドミラ ミハイル・グリンカ(1804-1857) テミストークレ・ソレーラ    
1842 ナブッコ ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901) テミストークレ・ソレーラ    
1854 ラインの黄金 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883) リヒャルト・ワーグナー    
1859 ファウスト シャルル・グノー(1818-1893) ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ    
1867 ドン・カルロ ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901) フランソワ・ジョセフ・メリ    
1870 ヴァルキューレ リヒャルト・ワーグナー(1813-1883) リヒャルト・ワーグナー    
1884 マノン ジュール・マスネ(1842-1913) アンリ・メイヤック、フィリップ・ジル    
1885 シチリア島の晩鐘 ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901) レフ・アレクサンドロヴィッチ    
1874 ボリス・ゴドゥノフ モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー(1839-1881) モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー    
1879 エフゲニー・オネーギン ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893) ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、コンスタンチン・シロフスキー    
1886 ホヴァンシチナ モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー(1839-1881) モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー    
1873 プスコフの娘 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908) レフ・アレクサンドロヴィッチ    
1876 ジークフリート リヒャルト・ワーグナー(1813-1883) リヒャルト・ワーグナー    
1876 神々の黄昏 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883) リヒャルト・ワーグナー    
1887 オテロ ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901) アリーゴ・ボーイト    
1890 スペードの女王 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893) モデスト・チャイコフスキー    
1890 イーゴリ公 アレクサンドル・ボロディン(1833-1887) アレクサンドル・ボロディン    
1891 イオランタ ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893) モデスト・チャイコフスキー    
1893 ファルスタッフ ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901) アリーゴ・ボーイト    
1898 サトコ ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908) ニコライ・リムスキー=コルサコフ    
1901 ルサルカ アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904) ヤロスラフ・クヴァピル    
1909 金鶏 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908) ウラディーミル・ベリスキー    
1924 利口な女狐の物語 レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928)      
1955 炎の天使 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953) セルゲイ・プロコフィエフ    


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