星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

 唯一所有しているアルバム(2002リリース)に、この作曲家の経歴などわずかな情報しか伝わっていない… みたいなことが記されていて、生年にかんしても「? - 1701」となっていました。しかし、今ではある大手サイトでは「1675-1701」とアップ・デートされています。研究が進んだって事でしょうか? ネットで調べて見ると、ほとんど登場していない作曲家のようです。ということは、このページは超貴重ということになるのでしょうか?(笑)

 音楽史的にはテレマン、バッハ、ヘンデル(お三方は全員1685生まれ)の先輩にあたる作曲家

 

William Williamas
Trio Sonatas
Camerata Köln


Camerata Köln
Michael Schneider; Recorder
Sabine Ambos; Recorder
Ingeborg Scheerer; Violin
Verena Schoneweg; Violin
Sabine Bauer; Harpsichord, Organ
Rainer Zipperling; Violincello, Viola da Gamba

   

6つのトリオ・ソナタ Op.1
(6 Trio Sonatas Op.1)
-1700-

トリオ・ソナタ 第6番 へ長調 Op.1-6
「鳥を模倣したソナタ」
In imitation of brids
I. Adagio / II. Allegro / III. Grave / IV. Allegro

トリオ・ソナタ 第1番 ト短調 Op.1-1
I. Largo / II. Adagio / III. Allegro

トリオ・ソナタ 第4番 イ短調 Op.1-4
I. Allegro / II. Grazioso / III. Allegro assai

トリオ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.1-5
I. Allegro / II. Allegro - Adagio / III. Grave / IV. Allegro

トリオ・ソナタ 第2番 ハ長調 Op.1-2
I. Allegro / II. Vivace - Adagio / III. Grave / IV. Allegro

トリオ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.1-3
I. Grave / II. Allegro / III. Adagio / IV. Allegro

〜 ♪ 〜

2つのリコーダーのための二重奏 ヘ長調
I. Largo / II. Vivace / III. Largo / IV. Allegro

フルート・ソナタ 二短調
I. Adagio / II. Vivace / III. Largo / IV. Allegro

 このアルバムのタイトルが『THE COMPLETE INSTRUMENTAL MUSIC』となっているので、これ以外の曲は日の目を見なかったのでしょうか?収録時間はは48'28"と短いながらも、室内楽の魅力ある触れる楽器の組み合わせが、バロックという潑溂とした楽曲の中にぎっしりと詰まっているといった一枚に仕上がっています。
 もう20年以上前に購入したCDなので、どういう経緯で購入したかは覚えていませんが、おそらく雑誌かなにかのインフォメーションの中に「2つのリコーダー」の紹介があり、それを元に手にしたのではないかと思っています。

 それはそうと、冒頭のリコーダーの音型は、しっかりと曲目を見るまでは気づきませんでしたが、小鳥を模していたんですね。初めて聴いた時も「鳥の囀りだな」とは思っていたのですが、しっかりとタイトルにもなっていました。それ以外の曲も、これぞバロックの神髄といった感じの楽曲がズラリと登場し、心身共に高揚してくるような、ウキウキ感が高いです。録音の良さも手伝って、新鮮な空気を吸っている如く、身体の細胞にまで染み込んで来るリコーダーが良いです。


 

 

Felice Giardini(1716-1796)

Giovanni Battista Pergolesi(1710-1736)
Christoph Willibald Gluck(1714-1787)