tupichan's billboard hot 100


 このページでは1983年度のチャートでナンバー・ワンになれなかった曲を紹介します。つまり2位どまりのヒストリーです(このページついて)。

 2018年から、ストリーミングデータ(音楽配信)の集計方法を変更しました。また、これまではチャートの日付の1週間前の火曜日(つまり11日前)に発表されていましたが、データ集計から発表までの期間が短くなり、日付の4日前に発表され、よりリアルタイムに近い発表になりました。たとえば最新チャートなら2024年9月7日、発表は9月3日となります。(最新の1位はコチラ)。

Billboard.com|2024/09/08更新|

Song 曲目 / アーティスト(オフィシャル・ビデオにリンク)
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間 ♪ひとつが1週間、5週目毎にです(第1週目のみBillboad.com)
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100内の総週(初登場と最終位のランクと日付)
Top100 年間チャート


Song The Girl Is Mine / Michael Jackson & Paul McCartney
Writter Michael Jackson
Peak Highest charted position No.2, 1983/01/08 - 01/22 ♪♪♪
Action 9(1982/11/27)、8、5、4、3、3、2、2、2、5(1983/01/29)
No.1 Maneater / Daryl Hall & John Oates
Weeks 18(No.45 ; 1982/11/06 - No.97; 1983/03/05)
Top100 No.49 1983

Taken from Album THRILLER

Michael Jackson.comMichael Jackson(Billboard chart history)

Paul McCartney.comPaul McCartney(Billboard chart history)

 アルバム『スリラー』からの先行シングル。ホール&オーツがトップの座を譲ることはありませんでしたが、アルバムの大ヒットを予感させる雰囲気を醸し出していました。
  今にして思えば、世紀の大共演となった曲。前年ではスティーヴィーと共演していたポールにとっても、若手のアーティストとの共演は良い刺激になったことでしょう。彼らはこのままポールのアルバムで再演することになります。そして『パイプス・オブ・ピース』では、見事「Say Say Say」がナンバーワンになりました。

  ポール、やっぱり歌がうまい、っていうか、貫禄の歌唱ですね。この名曲ですら1位に立てなかったと言う事実は、ますます2位の地位が高まろうというものです。シングルのジャケットは、はしゃぐような雰囲気を伝える良いスナップです。

☆THRILLER(1位、1983/02/26-06/18、07/09-07/16、09/10、12/24-12/31-1984/04/14
     ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪   )
♪The Girl Is Mine / Michael Jackson & Paul McCartney (2位)
♪Billie Jean(1位)
♪Beat It(1位)
♪Wanna Be Startin' Somethin (5位)
♪Human Nature (7位)
♪P.Y.T. (Pretty Young Thing) (10位)
♪Thriller (4位)
1983年度第26回グラミー賞
♫《Producer Of The Year (Non-Classical)》
♫《Best Recording For Children》E.T. The Extra-Terrestrial
♫《Best Rhythm & Blues Song》Billie Jean
♫《Best R&B Vocal Performance, Male》Billie Jean
♫《Best Rock Vocal Performance, Male》Beat It
♫《Best Pop Vocal Performance, Male》Thriller
♫《Album Of The Year》THRILLER
♫《Record Of The Year》Beat It
〜ノミネート〜
♩《Best Rhythm & Blues Song》 Wanna Be Startin' Somethin
♩《Song Of The Year》Billie Jean
♩《Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal》The Girl Is Mine
♩《Song Of The Year》Beat It






Song Shame On The Moon / Bob Seger & The Silver Bullet Band
Writter Rodney Crowell
Peak Highest charted position No.2, 1983/02/26 - 03/19 ♪♪♪♪
Action 9(1983/01/29)、5、4、3、2、2、2、2(1983/03/19)
No.1 Baby Come To Me / Patti Austin With James Ingram
Billie Jean / Michael Jackson
Weeks 21(No.40 ; 1982/12/18 - No.91; 1983/05/07)
Top100 No.14 1983

Taken from Album THE DISTANCE

Bob Seger.comBob Seger(Billboard chart history)

 2位を4週キープしていたのに、5週目にして一気にTop10圏外へ姿を消してしまいました。この頃は、スティックスの「ミスター・ロボット」(3位)がチャートインしています。個人的には、1980年の『AGAINST THE WIND』の方が好きですけど、この曲が収録されているアルバムもグー。なのでボブの曲で好きな曲をと聞かれたら、私は迷わず「AgainstThe Wind」(5位)を挙げます。

 2位まで上昇したこの曲も、前作からのサウンドアプローチで、アメリカンロックのバンドアンサンブルにピアノが重要な役割を果たしています。のちのブルース・ホーンスビーがこのタイプでしょう。4週間も2位に留まりましたが、相手はクインシー軍団にやられました。

☆THE DISTANCE(5位
♪Even Now (12位)
♪Roll Me Away (27位)
♪Shame on the Moon (2位)
1983年度第26回グラミー賞
〜ノミネート〜
♩《Best Rock Vocal Performance, Male》THE DISTANCE









Song Do You Really Want To Hurt Me / Culture Club
Writter Boy George, Roy Hay, Mikey Craig, Jon Moss, Phil Pickett
Peak Highest charted position No.2, 1983/03/26 - 04/09 ♪♪♪
Action 8(1983/02/19)、5、4、4、3、2、2、2、10(1983/04/16)
No.1 Billie Jean / Michael Jackson
Weeks 25(No.80 ; 1982/12/04 - No.73; 1983/05/21)
Top100 No.11 1983

Taken from Album KISSING TO BE CLEVER

Culture Club.comCulture Club(Billboard chart history)

 デビューシングルと、セカンドシングルが立て続けに2位となって登場したボーイ・ジョージ率いるカルチャークラブ。ボーイのソウルフルなヴォイスと、あの格好が人目を惹かないわけないでしょ? 唯一のナンバーワンソング「カーマは気まぐれ」よりも断然曲がいい。ベースの音とメロディラインがなかなかカッコいいです。

☆KISSING TO BE CLEVER(14位
♪Do You Really Want To Hurt Me (2位)
♪Time (Clock of the Heart) (2位)
♪I'll Tumble 4 Ya (9位)
1983年度第26回グラミー賞
♫《Best New Artist》
〜ノミネート〜
♩《Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal》Do You Really Want To Hurt Me






Song Jeopardy / Greg Kihn Band
Writter Greg Kihn, Steve Wright
Peak Highest charted position No.2, 1983/05/07
Action 8(1983/04/02)、8、4、4、3、2、3、8(1983/05/21)
No.1 Beat It / Michael Jackson
Weeks 22(No.77 ; 1983/01/29 - No.87; 1983/06/25)
Top100 No.21 1983

Taken from Album KIHNSPIRACY

Greg Kihn.comGreg Kihn Band(Billboard Data base)

 彼らはもっと泥臭いサウンドのアメリカンバンドじゃなかったか? ずいぶんとビートを利かせたサウンドになってます。その点、ZZ Topと同じアプローチかもしれません。ボブ・シーガーもソロアルバムを出した時に同じような雰囲気を持ってました。やっぱりバンドと違うことをしたいってことなんでしょうか?

 なんかダンスを意識したようにビートを利かせています。ま、もともとロックソングはダンスするために生まれたみたいな所もあるし、声をかき立てて言うほどのもんじゃないです。 彼らを初めて見たのは Firm Aidだったかな?Live Aidが華やかなポピュラー系のアーティストに対し、ボブ・ディランが提唱したFirm Aidは、すなわちアメリカ的なアティスとが多かった。その中に彼らがいたのです!他にニッティ・グリッティ・ダート・バンド!

☆KIHNSPIRACY(15位
♪Jeopardy (2位)






Song Time(Clock Of The Heart) / Culture Club
Writter Boy George, Roy Hay, Mikey Craig, Jon Moss, Phil Pickett
Peak Highest charted position No.2, 1983/06/18 - 06/25 ♪♪
Action 10(1983/05/21)、8、4、3、2、2、4、7、10(1983/07/16)
No.1 Flashdance...What A Feeling / Irene Cara
Weeks 18(No.59 ; 1983/04/16 - No.73; 1983/08/13)
Top100 No.34 1983

Taken from Album KISSING TO BE CLEVER

Culture Club.comCulture Club(Billboard chart history)

 ナンバーワンソングの「カーマは気まぐれ」や、デビューシングルとなった「君は完璧さ」に比べると地味な印象があるのは、一緒に歌えるようなコーラスがないからじゃないでしょうか?サックスソロがアダルトポップという感じを出してます。このあと「I'll Tumble 4 Ya」が9位となるヒットを記録したおかげで、デビューアルバムから3曲連続Top10入りというビートルズ以来の快挙を達成し、まさに時代に乗ったバンドとなりました。(記録の方は、シンディ・ローパーが4枚連続Top10入りを達成し破られました)
☆KISSING TO BE CLEVER(14位
♪Do You Really Want To Hurt Me (2位)
♪Time (Clock of the Heart) (2位)
♪I'll Tumble 4 Ya (9位)
1983年度第26回グラミー賞
♫《Best New Artist》
〜ノミネート〜
♩《Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal》Do You Really Want To Hurt Me







Song Electric Avenue / Eddy Grant
Writter Eddy Grant
Peak Highest charted position No.2, 1983/07/02 - 07/30 ♪♪♪♪
Action 4(1983/06/18)、3、2、2、2、2、2、6(1983/08/06)
No.1 Every Breath You Take / The Police
Weeks 22(No.89 ; 1983/04/16 - No.94; 1983/09/10)
Top100 No.22 1983

Taken from Album KILLER ON THE RAMPAGE

Eddy Grant.comEddy Grant(Billboard chart history)

 ファンキーなナンバーで、ナイル・ロジャースがプロデュースしています。名曲ばかりがひしめくチャートに2位になっただけでも立派。ナンバーワンにはちょっとひねり(フック)が足りないかな~ と思います… といいつつも5週連続2位。ポリスが不動でした。
 個人的には、アルバムジャケットが国によって立ち位置が違ったり、シングル盤は別カットだったりと遊んでいて、見ていて、揃えていて楽しめるシリーズは大好きです(笑)

☆KILLER ON THE RAMPAGE(10位
♪Electric Avenue (2位)
1983年度第26回グラミー賞
〜ノミネート〜
♩《Best Rhythm & Blues Song》Electric Avenue








Song Making Love Out Of Nothing At All / Air Supply
Writter Jim Steinman
Peak Highest charted position No.2, 1983/10/08 - 10/22 ♪♪♪
Action 9(1983/09/17)、5、4、2、2、2、6、7、9(1983/11/12)
No.1 Total Eclipse Of The Heart / Bonnie Tylor
Weeks 25(No.62 ; 1983/07/30 - No.92; 1984/01/08)
Top100 No.66 1983

Taken from Album GREATEST HITS

Air Supply.comAir Supply(Billboard chart history)

 邦題「渚の誓い」とした方が馴染みやすいでしょうか?確かに「エア・サプライ」イコール「さわやか」とか「渚」とか「夏の青い海と白い砂浜」とかいったイメージが、その「ペパーミントサウンド」と名付けられてしまった時から印象づけられてしまった彼ら。この曲はベストアルバムの付加新曲としてレコーディングされました。
  そのアルバムですが、日本でのイメージ通りの渚の写真で、他国とは違うレイアウトです。オリジナルは彼らのポートレイト(イラスト)。

 それにしても皮肉なのは、この曲のナンバーワンを阻んだのは、なんとこの曲の作者であるJim Steinmanのもう一つの名曲、ボニー・タイラーの「Total Eclipse Of The Heart」でした。あまり話題にはなりませんが、一人(もしくはチーム)ソングライターによる1、2位を独占という珍しい記録となりました。
 Jim Steinmanは、ミート・ローフの「I'd Do Anything For Love」もナンバーワンになり、2曲のNo.1の生みの親というわけです。どの曲もドラマチックなナンバーで、映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の主題曲もジムの作品。これらドラマチックソングをジム・スタイマン節と呼ぶのでしょう(笑) そのボニー・タイラー、この曲を1995年にカヴァーしています。

☆GREATEST HITS(7位
♪Making Love Out Of Nothing At All (2位)









Song Say It Isn't So / Daryl Hall & John Oates
Writter Daryl Hall
Peak Highest charted position No.2, 1983/12/17 - 1984/01/07 ♪♪♪♪
Action 10(1983/11/19)、7、5、4、2、2、2、2、3、10(1984/01/15)
No.1 Say Say Say / Paul McCartney & Michael Jackson
Weeks 18(No.30 ; 1983/10/29 - No.79; 1984/02/25)
Top100 No.22 1984

Taken from Album ROCK'N SOUL PART 1

Hall & Oates.comDaryl Hall & John Oates(Billboard chart history)

 飛ぶ鶏の勢いがあったホール&オーツのベスト盤『フロム・A・トゥ・ONE(オリジナルタイトルはROCK'N SOUL PART 1)』に収録された新曲2曲のうちの1曲。さすがにこのポジションにまで付けるとは、人気絶好調の証です。

☆ROCK'N SOUL PART 1(7位
♪Say It Isn't So (2位)
♪Adult Education (8位)





コチラ(1983)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。


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