tupichan's billboard hot 100

 ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

 さて、このページでは1982年度のチャートでナンバーワンになれなかった曲を紹介します。

  2018年から、ストリーミングデータ(音楽配信)の集計方法を変更しました。また、これまではチャートの日付の1週間前の火曜日(つまり11日前)に発表されていましたが、データ集計から発表までの期間が短くなり、日付の4日前に発表され、よりリアルタイムに近い発表になりました。 たとえば最新チャートは2020年10月24日です。発表は10月20日(最新の1位はコチラ)。

Billboard.com|2020/10/25更新|

 20年ぶり(←このように書いてから10年以上経っていますねぇ、しみじみ)にリアルタイムでチャートを追いかけられるようになりました。それにしても音楽性が大きく変わったことに驚いています。最初はとまどいもありましたが「ナンバーワンソングだから」という偏った思考でありながら、聴き続けていると耳に馴染むようになってきました。さすがはビルボード・ナンバー・ワン・ソング!
 何年もの間、図書館も含めたレンタルCDなどで曲の収集をしていましたが、今やネット時代の昨今。日本国内のサイトでは実現はまだまだ先の事でしょうが、海外のサイトではチャートのナンバーワンを始めとする、ほとんどの曲がネット上からダウンロードして聴く事が出来るようになりました。私もその恩恵を受けた一人です。本当ならちゃんとした音質で手元に置いておきたいところですが、まぁ、iPodで聴く分にはmp3で充分かなということで(笑)



Song 曲目 / アーティスト(オフィシャル・ビデオにリンク)
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間 ♪ひとつが1週間、5週目毎にです(第1週目のみBillboad.com)
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100内の総週(初登場と最終位のランクと日付)
Top100 年間チャート



Song Open Arms / Journey
Writter Jonathan Cain, Steve Perry, Neal Schon
Peak Highest charted position No.2, 1982/02/27 - 04/03 ♪♪♪♪
Action 4(1982/02/13)、4、2、2、2、2、2、2、7、9(1982/04/17)
No.1 Centerford / The J. Geils Band
I Love Rock 'N Roll / Joan Jett & The Blackhearts
Weeks 18(No.57 ; 1982/01/16 - No.100; 1982/05/15)
Top100 No.34 1982

Taken from Album ESCAPE


Journey.comSteve Perry.com

「翼を広げて」一気に舞い上がり、6週間も2位に居続けたにも関わらず、1位に不時着することが出来なかった名曲。いわゆる商業ロックのバラード路線といわれてしまうのでしょうか? この曲が? 兄弟のようなStyx、REO Speedwagon、Forigner、Dobbie Brothersなんかはナンバーワンに到達していますが、ジャーニーは届きませんでした。アメリカの声、スティーブ・ペリーの名唱が光る名曲です。
☆ESCAPE(1位、1981/09/12♪)
♪Who's Crying Now (4位)
♪Stone In Love
♪Don't Stop Believin (9位)
♪Open Arms (2位)
♪Still They Ride(19位)





Song We Got The Beat / Go-Go's
Writter Charlotte Caffey
Peak Highest charted position No.2, 1982/04/10 - 04/24 ♪♪♪
Action 7(1982/03/13)、6、3、3、2、2、2、6、7(1982/05/08)
No.1 I Love Rock 'N Roll / Joan Jett & The Blackhearts
Weeks 19(No.79 ; 1982/01/30 - No.96; 1982/06/05)
Top100 No.25 1982

Taken from Album BEAUTY AND THE BEAT


Go-Go's.comBelinda Carlisle.comJane Wiedlin.com

 とにかく元気が良い。パンクロックを意識して、タイトル通りビートを聴かせた曲。ゴリゴリとしたベースが良いです。バングルスに話題をさらわれて、解散に追い込まれてしまいましたが、その中からベリンダがソロで成功し、バンドの頃とは違った「女の魅力」を魅せてくれました。また、2001年には再結成。
☆BEAUTY AND THE BEAT(1位、1982/03/06-04/10♪♪♪♪♪)
♪Our Lips Are Sealed (20位)
♪We Got The Beat (2位)






Song Don't Talk To Strangers / Rick Springfield
Writter Rick Springfield
Peak Highest charted position No.2, 1982/05/22 - 06/12 ♪♪♪
Action 8(1982/04/03)、6、6、5、5、4、3、2、2、2、2(1982/06/12)
No.1 Ebony And Ivory / Paul McCartney & Stevie Wonder
Weeks 21(No.57 ; 1982/03/06 - No.97; 1982/07/24)
Top100 No.20 1982



Rick Springfield.com

 わんちゃんをあしらったアルバムジャケットシリーズから、それぞれナンバーワン、そして2位を生んだオーストラリアの俳優兼ロッカー。歌うまい。そして結構ハードロック的なサウンドが良いです。
☆SUCCESS HASN'T SPOILED ME YET(2位
♪Don't Talk To Strangers (2位)
♪What Kind Of Fool Am I (21位)
♪I Get Excited(32位)






Song Rosanna / TOTO
Writter David Paich
Peak Highest charted position No.2, 1982/07/03 - 07/31 ♪♪♪♪
Action 10(1982/06/05)、7、3、3、2、2、2、2、2、6、8(1982/08/14)
No.1 Don't You Want Me / The Human League
Eye Of The Tiger / Survivor
Weeks 23(No.81 ; 1982/04/17 - No.94; 1982/09/18)
Top100 No.14 1982

Taken from Album IV


Toto.com

 5週間も2位。1位になってもおかしくないキャッチーでポップな曲です。1982年はTOTO旋風を巻き起こした年になり、グラミーでは主要二部門を含む三冠を手にしました。
☆IV(4位
♪Rosanna (2位)
♪Make Believe (30位)
♪Africa (1位)
♪I Won't Hold You Back (10位)
♪Waiting For Your Love (73位)

1982年度第25回グラミー
♪Record Of The Year ; Rosanna
♪Album Of The Year
♪Producer Of The Year






Song Hurts So Good / John Cougar Mellencamp
Writter John Mellencamp
Peak Highest charted position No.2, 1982/08/07 - 08/28 ♪♪♪♪
Action 9(1982/06/19)、6、5、3、3、3、3、2、2、2、2、7、8、8、9、10(1982/10/02)
No.1 Eye Of The Tiger / Survivor
Weeks 28(No.82 ; 1982/04/24 - No.91; 1982/10/30)
Top100 No.8 1982

Taken from Album AMERICAN FOOL


John Mellencamp.com

 3位を4週、2位を4週というのもスゴイ粘りです。この曲のトップを許さなかったのがサバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」じゃ、仕方ないですね。ケニー・アロノフの堅実なリズム・キープ、少々荒いギターのカッティング、ジョニーにとってこのアルバムから続けて三作は、もっとも脂の乗っている頃でした。アメリカの少年の心を描いた作風が多く、のちに(ピンクキャデラック)トム・ペティおも唸らせました。
☆AMERICAN FOOL(1位、09/11-11/06 ♪♪♪♪♪♪♪♪)
♪Hurts So Good(2位)
♪Jack And Diane(1位)
♪Thundering Hearts
♪Hand To Hold On To(19位)

1982年度第25回グラミー
♪Best Rock Vocal Performance, Male ; Hurts So Good







Song Gloria / Laura Branigan
Writter Giancarlo Bigazzi, Umberto Tozzi, Trevor Veitch
Peak Highest charted position No.2, 1982/11/27 - 12/11 ♪♪♪
Action 9(1982/11/06)、4、4、2、2、2、3、5、5、7(1983/01/08)
No.1 Truly / Lionel Richie
Michey / Toni Basil
Weeks 36(No.84 ; 1982/07/10 - No.98; 1983/03/12)
Top100 No.75 1982、No.56 1983

Taken from Album BRANIGAN


R.I.P. Laura 1952-2004
Laura Branigan.com

 あのレナード・コーエンのツアーメンバーとしてキャリアを積んでいたローラのこのアルバムには、スティーヴ・ルカサーやマイケル・ランドーといった西海岸のアーティストたちが協力して作り上げた強力なデビューとなりました。この曲は1979年のUmberto Tozziのオリジナルで、すでにスイスで1位,イタリアで2位というヒット曲でした。

 トラック野郎BJだったか白バイ野郎ジョン&パンチだったかで、この曲を演奏していたのを思い出します。このヒットはその影響からでしょうか? 明るいポップな感じなのと、ローラの端正な笑顔が素敵です。シンセサイザーがふんだんに使われていて、いかにも80年代のポップスという感じがします。このあと「セルフコントロール」のビデオ(レイプされる)が話題をさらっていましたが、私は「パワーオブラブ」がイイと思います。

 そんなローラ・ブラニガンですが2004年に52歳という若さと美しさを残して急逝しました。


☆BRANIGAN(34位
♪All Night With Me(69位)
♪Gloria(2位)



コチラ(1982)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。

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