VOL.1 SUMMER SUITE / Chad Lawson-2010-



All composed by Chad Lawson.
Recorded, Engineered : Chris Garge.
Hillset Records.

Chad Lawson



♪ ♪ ♪

01.Heart Of A Lion
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

02.Summer Suite I
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

03.Summer Suite II
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

04.Summer Suite III
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

05.Summer Suite VI
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

06.Summer Suite V
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

07.Summer Suite VI
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

08.Summer Suite VII
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

09.Summer Suite VIII
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion

10.Summer Suite IX
Chad Lawson ; Piano / Jim Brock ; Percussion



 ピアノとパーカッションというシンプルな構成。

 チャドからエアメールが届いていて「なんだろう?」と思って封を切ると、中にCDが入っていました。見たことのないジャケットに、聞いたことのないアルバムタイトル。「あれっ、もしかしたら新譜 !?」ネットで調べてみるとニューアルバムをリリースしたとfacebookに書き込まれていました。 なんの反応も示さなかったからか、わざわざCDを送ってくれたのです。

ありがとうチャド!

 アルバムはシンプルこの上なく、先にも記したとおり(クレジットでも分かるとおり)パーカッションとのデュオで、よりジャージーなリズムテイストが強調された間があるサウンドになっています。それでも私にはウィンダム・ヒルを彷彿としたサウンドに聞こえてしまいます。たとえていうならスコット・コッスの民族色の強い楽曲に似ているでしょうか? そのパーカッションも、スティックを使ったものではなく、素手によるリズムがほとんどで、手拍子という生々しい音が良い味をだしています。

 曲目にはオープニングのみ「Heart Of A Lion」という具体的なタイトルがつけられているだけで、残りの曲にはアルバムタイトルと同じ「Summer Suite」 とあるだけで、2-10までは切れ目無く一気に奏でられていきます。曲のタイトルにとらわれることなく(私は、結構とらわれる身)、聴き手の思い出のページと重ねられそうですね。それほど楽想豊かなメロディが次々と奏でられます。ところどころで彼の作品のメロディが登場し、余計そんな風に思ってしまいました。「あっ、このメロディは!」という感じに。

 しかし、どの曲からも今現在の日本(関東は梅雨まっさかり!)のジメジメとしたうっとうしい夏ではなく、アメリカという土地柄を感じさせる、カラッとした、爽やかな夏を感じさせある曲ばかりです。チャドの非凡な作曲家としての素晴らしさをヒシヒシと感じます。

 そして、このアルバムタイトルの『VOL.1 SUMMER SUITE』というのは、その先のシリーズ(VOL.2は秋?)を暗示しているのではないでしょうか?

Special thanks Chad Lawson.



-Discography-
-Chad Lawson Trio-

CHAD LAWSON TRIO(1998)
自主制作盤としてデビューしました。2009年に再発されています。

Chad Lawson ; Piano / Rick Dior ; Bass / Ron Brendle ; Drums

DEAR DOROTHY ; OZ SESSIONS(2002)
映画のテーマ曲をピアノトリオにアレンジした一枚。オリジナルも4曲演奏していますが、「あの」テーマをどうアレンジしているか、興味深いアルバムです。

Chad Lawson ; Piano / Zack Page ; Bass / Alfred Sergel ; Drums

UNFORESEEN(2004)
ピアノトリオとしての最新作。今回のソロピアノにベース、ドラムスが加わった透明感溢れるクリアなサウンドといった印象。

Chad Lawson ; Piano / Zack Page ; Bass / Alfred Sergel ; Drums

SET ON A HILL(2009)
ウィル・アッカーマンプロデュースによるピアノソロ。このアルバムからチャドとの付き合いは始まりました。ウィンダム・ヒルを思わせる大らかなメロディが印象的。
レビュー

Chad Lawson ; Piano



Photo by Toshiharu Minagawa.