|
ジョージ・ウィンストンが作曲面で多大な影響を受け、作曲家としてピアニストとして最大級の賛辞を送っているフィリップ・アーバーグ。そんなフィルが映画をテーマにしたアルバムをレコーディングしてくれたのは1992年でした。彼自身『植村直己物語』の音楽を担当しているので、ファンとしては非常になじみ深い内容に仕上げてくれました。
ここでは日本未公開作品の映画を含め、彼の選んだ映画が10本14曲が選ばれて、ピアノソロで聴くことができます。映画ファンには、ピアノのシンプルなメロディを聴いて、印象的なシーンを思い出すはずです。この手の音楽は比較的多くのピアニストによってレコーディングされていますが、ここでは何の装飾もなく、透明な音色のピアノだけで演奏しているのが特筆すべき点でしょう。いっさいの感傷を排除(ストリングスなど無く)している分、心に響いてくるのではないでしょうか。個人的に好きなのは『ニューシネマ・パラダイス』(1)と『レナードの朝』(4)で、聴いているうちに映画のワンシーンが流れ出し、知らず知らずのうちに涙が。。。 |
|||
01. Cinema Paradiso 002. Sentimental Walk 03. Andante Cantabile 04. Last Dance/Dexter's Tune 05. Theme For Naomi Uemura 06. Heaven's Gate 07. Love Theme 08. Madame Sosthene 09. While Thinkin About Her Again/First Youth/Maturity 10. Converation At The Soda Fountain 11. Story Our Town 12. High Plains 13. From Foreign Lands And People 14. Dr.Sayer |
|||