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光は一秒間に30万キロメートル進み(地球を7周半)ます。宇宙空間では地球上での尺度は通用しないので、光が1年間かかって進む距離を使います(光年)。仮に織女が光のスピードで牽牛に向かって「愛してるワー」と、ラヴレターを送ったとしても、牽牛の元に届くのは16年後。牽牛が「おれもー」という返事をすぐに送り返したとしても、織女の元に返事が届くのに、往復で32年かかることになるのです。 |
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この七夕伝説は中国から伝わったもので、日本には平安朝以前に入ってきたようです。『日本書紀』にはすでに7月7日に宴を催したという記録がありましたが、一般庶民の祭りとして広まるには江戸時代まで待たなければならなりませんでした。 日本の七夕は今では本家の中国よりも盛んな星祭りとして定着しているかもしれません。しかし七夕伝説が日本に伝わる前に、奄美大島あたりにもこれと良く似た伝説が伝えられていたそうです。海を隔てた遠い場所で、なぜこのような似た伝説が誕生するのでしょうか?日本と中国だけでなく、世界各地でもやはり類似する伝説があったりして、長雨の夜にそれらを探る旅に出るのも一興かもしれません。 |
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左が織姫星を従えたこと座。右が彦星を従えたわし座。
わし座の中に見えているモヤモヤとしたのは天の川。位置関係は上の写真を見て下さい。
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仙台に続いて有名な平塚の七夕祭りは梅雨の真っ最中に行う。