tupichan's billboard hot 100
(ビルボードのチャートに関わらず~)

2003年にリリースされたアルバムのお気に入りを紹介します


Produced by Bruce Fairbairn.

- ZZ Top -
Billy Gibbons; Vocals, Guitars
Dusty Hill; Vocals, Bass
Frank Beard; Drums


 この頃のZZときたら、全編に繰り広げられるファズを効かせた重た〜いサウンドを演ってくれてます(嬉)彼らを聴きだしたのは『イリミネイター』からで、ちょっと軽めの、時代に迎合した感のあるデジタルポップ調の三部作以降、どんどんハード(ファズがかかった)なサウンドになりつつあり、更に歪みどが増しています。図太い骨太なサウンドとは逆に、ビリーがどんどんおじいちゃん化しているのが心配(笑)。バリトンボイスのすごみも更に増してます。「Goin So Good」の渋さといったら!アルバム中異色に感じるのはカントリー調のペダルスティールが使われているからでしょうか?ダスティのつややかな声とくっきり違いが分かるようになってきました。「Stackin' Paper」はひどいファルセット(笑)。サウンドこそ変わらないものの、バラエティに富んでいて、「What Would You Do」なんて、ビリーの非凡なソングライターとしての才能が光る曲です。


Billboard Peak Possision #57 on September 27, 2003








Produced by John Kalshaw.

James King; Tenor / Diehrich Fischer-Dieskou
Vienna Philharmonic Orchestra
Leonard Bernstein

 ピリオド楽器を奏し、かつリフキン奏法による大曲マタイ。所有盤としてバッハ・コレギウム・ジャパン盤ガーディナー盤がありますが、なかなかこの大曲に挑む時間も勇気(笑)もなく、かつ大がかりなセット(オケもコーラスも)なので聴く機会がなかなか持てません。そこにきてリフキン方式を取り入れたこの演奏。しかもお気に入りのコジェナーが参加しているとあっては、手を出さないわけにはいかないでしょう!

 どうあっても大曲に代わりはありませんが、耳に残る曲だなと思えるようになりました。こんな感じでガーディナー盤(やはりお気に入りのバーバラ・ボニーとフォン・オッターが参加しているためにチョイスしたCD)に取り掛かればよいのでしょう。歌っている内容はさっぱりだし、個人的にはあまり(歌詞の内容には)興味がないのですが、有名な合唱のメロディ(33分15秒付近)は感動的であり、心を洗われる、もしくは何かを懺悔したくなるような思いがします。宗教とかそういった枠を超えて、純粋に音楽が語りかけてくるのです。何かに祈りたくなる気持も、わからなくない、といった気持にさせる、静かで美しいメロディ。




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