ブルースはお好き?
 私は好きです。厳密にいうとホワイトブルースから入りましたが、やはり洋楽を聴くリスナーの悲しい性(?)として、そのルーツへの旅が、まもなく始まりました。

私の始まりは
ハードロック(モトリー・クルー、エアロスミス etc.)

ギターソロ

個性派のギタリストとの出会い(ジョニー・ウィンター、デュエイン・オールマン)

影響を受けたギタリスト(ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン etc.)

1960年代のホワイトブルース(ジョン・メイオール、ピーター・グリーン etc.)

ルーツとしてのブルース(ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ etc.)

という図式でした。

このページでは、私が愛聴しているディスクガイドです。特にピーター・グリーンから受けた影響は、どのギタリストよりも大きく、1960年代の音源はすべて聴いてやろう」という意気込みで、一時期、ブルース専門店や中古屋をハシゴしていました。その時に見つけたアルバムです。どうぞ、よろしく。私の音楽志向はもっぱら洋楽にのみに向けられていますが、時にビルボードなどのヒットチャート(ここに目が向いているときはジャンルは様々、普段聴かないようなHip/Hopにまで及ぶ)だったり、単に好きなアーティストに入れ込んだり。最近ではリック・ルービンというプロデューサーの手がける音楽だけ、という偏った聴き方をすることもあります。それも季節性だったり、きまぐれなのですが、ブルースも同様で、しばらく離れていると禁断症状がでると手がつけられなくなったりします(笑) それほどにブルースは私にとって魅力のあるジャンルというわけです。



 ピーター・グリーン(フリートウッド・マック)との出会いは、デレク・アンド・ザ・ドミノスに始まりました。デュエイン・オールマンとエリック・クラプトンのギターバトルに惚れ込み、乾いたアメリカのブルースとは対照的な英国のホワイトブルースに目を向けると、当然きっかけはクラプトンのむせび泣くギターであり、ビートルズの“While my guitar gently weeps”でのギタリストだったことを知り、いったん米国のブルースを離れ英国に渡ることになります(実際に行ったわけじゃないよん)。そこにはギター・ヒーローたちがたくさんいました。そして、最初の男がピーターだったわけ。理由は簡単。ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズのクラプトンの後任という立場にいた、という宣伝の力が大きかったわけです。彼はミュージシャンズ・ミュージシャンだったので(プロデューサーのマイク・ヴァーノンの考えだったらしいが)、多くの伝説的ブルースメンと共演させ、そのほとんどが傑作となっています。後にピーターはフリートウッド・マックを脱退し、このバンドは大衆ウケするポップ・バンドへと豹変してしまったことは驚きに値します。ピーターはといえば、衝撃的な私自身の発掘(浮浪者のような姿の写真には驚いた!)と、現在はソロとして復帰を果たしているのですが、往年のパワーが感じられずちょっとさみしく思います。


A HARD ROAD / John Mayall And The Blucebreakers
-1967-

 このアルバムを聴いたのが、ピーター・グリーンのフリートウッドマック・ブルー・ホライズン・セッション・ボックスの後です。2006年にボーナストラックが14曲(!)も加わってリマスター処理が施されリ・イシューされました。そのヴァージョンは2枚組でお値段も2枚分。
 買い渋っていると(ファンだろー!?)そして2008年にはDECCAロゴの紙ジャケとしてSM-CDでリリースされました。おおお、我慢した甲斐があった(高笑)

John Mayall ; Vocal, Organ, Harmonica, Guitars
Peter Green ; Guitar, Vocal
John McVie ; Bass
Aynsley Dunbar ; Drums




EDDIE BOYD & HIS BLUES BAND / EDDIE BOYD



1936/ EDDIE BOYD


TRACKSIDE BLUES
/ THE BRUNNING SUFLOWER BAND


THE BIGGEST THING SINCE COLOSSES...
/ OTIS SPANN
1曲目から、ピーターのソロが炸裂。そのスタイルから察するところ、右スピーカーはピーター、左スピーカーはジェレミー・スペンサーでしょう。プロデューサーは、当時のブリティッシュ・ブルースを数多く手がけるマイク・ヴァーノン。この人選だけ見ても外れるはずはないと思います。大げさな音作りをするでもなく(あの暗闇エコー←勝手に呼んでいる)、あくまでも耳に聞こえることだけを忠実に録ってくれています。主役はオーティスのヴォーカルとピアノであるはずなのに、マイクもそのあたりは意識してか、ピーターのギターの音量をちょっと上げてくれ、まるでマックのアルバムにオーティスがゲスト参加でもしているかのような錯覚さえ起こします。4曲目のピアノとギターの絡みは、ブルース好きにはたまらない演奏です(この曲に限らず)。ちょっと残念なのは、ジェレミーのエルモア節(スライド)が影を潜めてしまっていることでしょうか。


BLUES FOR GREENY / GARY MOORE-1995-

01. If You Be My Baby
02. Long Grey Mare
03. Merry-Go-Round
04. I Loved Another Woman
05. Need Your Love So Bad
06. Same Way
07. Supernatural
08. Driftin'
09. Showbiz Blues
10. Love That Burns
11. Looking for Somebody

 師匠と仰ぐピーターにささげたゲイリー・ムーアの作品集で、収録された楽曲はすべてピーターの手によるもの。全盛だった頃、マックで弾いていた1959年製のレスポールを譲り受け、それを弾きまくっています。全編バリバリのブルースギターアルバムで、これを聴いてつまらんようじゃ、何を聴いてもつまらんでしょうよ、といった内容のアルバムです(ホントホント)。英国ブルースにありがちな残響もなく、ギターソロを堪能するには最高じゃないでしょうか。たとえばiPodのような携帯で音量を絞って聴いてみると、いかにギターソロが際立っているかがわかるというもの。ゲイリーファンには、早弾きやハードなプレイが出てこないので、消化不良を起こすかもしれませんが、彼のブルースを再認識するなら、【STILL GOT BLUES】よりも、コチラのほうがカッコイイ。