星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

プリニウスの博物誌
 
 今では一連のギリシア古典の世界に脚を踏み入れてしまい、ほとんどの和訳された作品を目にしているのですが、その中でもっとも最初に手をつけたのがプリニウスの『博物誌』でした。最初は図書館で分厚い3冊をまとめて借りていったのですが、さすがにその都度借りるのも大変だし、手元に置いておけば、いつだって好きな時に調べることができるということで、さっそく古書にて購入。その後、もっとコンパクトになって再販されたのは2016年になってからのこと。


 ざっと眺めただけでも、第2巻は全編と通じて宇宙・気象・地球に関すること。第18巻の植物に関するコーナーでは、星座の昇りで種まきや収穫の季節を判断することとしてうしかい座、しし座、おとめ座、てんびん座、おひつじ座、ふたご座、みずがめ座、プレアデス、オリオン座、ヒアデス、やぎ座、シリウス、プロキオン、こいぬ座、こと座、や座、いるか座、スピカ、かんむり座、ぎょしゃ座が登場します。まだすべてに目を通したわけではないから、他にも登場しているのではないかと言う期待感があります(とはいえ、一体いつになったら終わるのでしょうか〜)。
 「私のプリニウス」は澁澤竜彦が独断と偏見で抜粋した『プリニウスの博物誌』ガイドブックで、大書を気軽に読むことができます(後ろのバッハボックスに意味はありません。せいぜい、B.G.Mで聴いていた、というぐらいの意味です)。

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