|星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)|
星の手帖(1978)
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記念すべき第1号が出版されたのは1978年夏号。私がVol.1を手にしたのはつい最近。私の『星の手帖』体験は、1983年夏号から。表紙が変更されたVol.9からです。今までは毎号のようにタイトルの地の色が変わっていましたが、その号からは青に統一され、主に美しい天体写真が使われるようになりました。そして、コーティングが施された、なんとなく高級感漂う体裁に誘われて、中身がどんなかもわからず購入した… それ以来の読者となりました。 創刊号ではありますが、最終ページの藤井さんの編集室便りに「声を出してその名をよぶとまだ気恥ずかしさを感じるほどのういういしさ」というくだり以外は、これが第1号とは思えないほどの充実した内容です。これを発行するまでに費やした期間や情報収集の労力と言ったら、さぞや一言では言い表せないだろうと思えます。 そしてまた、先生方の若々しいお顔立ちと言ったら!(笑)今では考えられないけれど、広告にUFOの雑誌(UFOと宇宙)が掲載されていたり、まだまだフィルム全盛だったりして、星の光が、過去を目にしているように、ページをめくっていくと、同じように過去のことが思い出されたりと、いろいろな楽しみ方ができる本の始まりです。 |
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このVol.2は創刊号を手にした読者からの反応(折込の手紙の回収率が高かったそうです)を反映して、更に難しい内容へと突入しました(笑)。 私の好きな『星を近づけたひとびと』の著者である斉田博先生の連載『天文意外史』は「プラチナで望遠鏡を作れ」です。また作家星新一の白河体験記は「同じ星でも天体とSFでは大違い」です。 |
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