星語り

 星のソムリエを取得してからは、地元以外での講座を企画していただくことが増えました。その際、企画元の担当の方から「今度はこんな話をして欲しい」といったリクエストを受けるのですが、まったく手つかずだったジャンルのリクエストを受けるたびに「これはもっともっと幅広い知識が必要だな」と痛感するようになりました。その時に思い出したのがカール・セーガンの言葉です。

「宇宙を知るためには、すべてのことを知る必要がある」

  実際には、セーガン博士が学生の頃、自分の担当教授からいわれた言葉だったらしく、そのことを読んでハタと思い出したのが、セーガン博士の『コスモス』の幅広いジャンルに渡るエピソードの数々。「なんでこれが宇宙と関係があるんだろう」といった疑問が、各エピソードの中に、かならず一つはありましたが、彼が恩師から受けた言葉を読んで納得。自分もそうであるべきだと思い、今は様々な、およそ天文とは直接関係ないだろうといった本にまで手を出しています。

 嬉しいのは、そうしたことを良く講座が終わった後に言われることです。「星の話を聞きにきたのに、音楽と関係があるとは思ってませんでした」とか、「最近読んだ小説が取り上げられていて、思わず引き込まれました」とか。

 かねがね思ってたのですが、関係ないと思われることにも、必ず宇宙と関わっているということ。確かに、この世のすべてはビックバンという一つの場所から始まったわけですから。
  なので、今さらながら、そういった本に手を出している次第です(笑)。ここでは直接的な天文史を始め、畑違いのようであるけれど、ちょっとは関わるような書籍も紹介します。ただ、そうした本を読んでいると、意外な繋がりがエピソードとして紹介されていたり、「へぇぇ、そうだったのか




 





天文学史/桜井邦朋
それでも地球は回っている―近代以前の天文学史/ 青木満
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