当時デンマーク領ホルシュタイン出身のドイツ人。1668年トゥンダーの後を継いでリューベックの聖マリア教会のオルガニストとなりました。そして夕べの音楽を主催し、北ドイツにおけるオルガン音楽の隆盛を築き、ヘンデル、バッハに多大な影響を与えたようです。ガリレオやケプラーが活動していた頃の作曲家、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562−1621)のオルガンの流れを継承し、北ドイツ・オルガン楽派の最大の巨匠となりました。 Bux WV.はG.カールシュテットの作品目録(Buxtehude-Werk-Verzeichnis)の略。 |
トリオ・ソナタ Op.2 |
|
トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.2-1, BuxWV259 |
ブクステフーデといえば、私が思い浮かぶのはオルガン(スウェーリンクの影響… 今度彼を聴かなきゃ…)。そして、特にバッハが彼の演奏を聴くために300キロの道程をモノともせず聴きに駆けつけたというほど、多くの人々を魅了したという逸話。 |
Dieterich Buxtehude(1637-1707) |
〜1630年代生まれの作曲家〜 |
Jean-Baptiste Lully(1632-1687) |
Giovanni Battista Vitali(1632-1692) |
Werner Fabricius(1633-1679) |
Jean de Sainte-Colombe(1640-1701) |
この時代の音楽はバロックの黎明期から繁栄期。そして天文学の世界では望遠鏡の発達による観測が本格化し、ニュートンらの登場により、万物への力学的解釈が始まるようになってきます。 |